我が輩はコメ派である

パン Advent Calendar 2015 12月23日を担当します、料理研究一家「古川家」です。

唐突ですが、この記事を書いている企画・編集担当のダディはコメ派です。好きな食べ物は?と問われれば、「米」と答えるのですから間違いありません。冒頭の画像は「青天の霹靂」という青森の新ブランド米です。地元では随分と話題になったものです。細長く、甘味の強さが特徴なのですが、お歳暮で届いた新潟産コシヒカリに小躍りしたことは本来、秘匿すべき事実であります。

では、パンは食べないのか?いえ、好きではあるのです。「知ってる?世界のサンドイッチ」という食育イベントを開催しましたし、パンを求めて弾丸ツアーも行ったりしています。ただ、私以上にパン派の者が古川家には2名いるのです。
調理担当のマミィと試食係のぴよ。この2名は間違いなくパン派であります。

古川家のパン事情

マミィお手製のパン。我が家の味。

マミィお手製のパン。我が家の味。

地元の青森県弘前市(ひろさき)は、パン屋が多くレベルが高いと個人的に感じております。買って食べることも多いですが、料理研究一家と名乗るからには当然、自作もいたします。マミィが。

古川家のパンは、甘さをできるだけ抑えて小麦の香りを楽しめるような仕上がりを目指しています。パンに塗るものも色々と変遷を経て、今は無塩バターとなっています。焼きたてのパンとこれがあれば大変はかどります。
ぴよはもう、無塩バターと焼きたてのパンが食卓に上ろうものなら、親の敵のごとくむさぼっています。

後はコーヒー。水よりもコーヒーです。古川家では、「うつわ 珈琲豆や 豆人」さんでコーヒー豆を買い、ハンドドリップで楽しんでいます。中でも1番のお気に入りは「ブラジル ラルフ農園」のコーヒー豆です。深煎りで飽きのこない香りで今年一番リピートした逸品。

コメ派に朗報、米粉

米粉のクリスマスケーキ。スポンジ部分は米粉のみ。

米粉のクリスマスケーキ。スポンジ部分は米粉のみ。

こちらもスポンジは米粉。クッキーも米粉。りんごのバラをあしらい、少し大人っぽく。

こちらもスポンジは米粉。クッキーも米粉。りんごのバラをあしらい、少し大人っぽく。

米粉をつかったレシピは市民権を得たと言っても過言ではないかと思います。先日、イベント向けにではありますが、米粉オンリーでケーキ製造に成功しました!マミィが。
パンはまだなのですが、米粉によるケーキはやはりモチモチとした食感で、小麦粉とはまた違うおいしさ。この食感はコメ派も納得するはず。私は納得しました。腹持ちも良く、「パンだと腹が減るんだよ!」というTHEコメ派も満足できるかと。

パン派とコメ派の歩み寄り、米粉

米粉をつかったケーキでは、マミィが試行錯誤を繰り返しておりました。小麦粉はグルテンのおかげで粘りが出てよくまとまりますが、米粉だとある一定の水分を超えるとまとまらず、シャバシャバになってしまうそうです。かといって、水分がたりないと焼き上がりで米ならではの瑞々しさを感じるもっちり感は損なわれてしまいます。そのギリギリの水分量を見極めることに苦心しておりました。

グルテンフリー、糖質制限と米もパンも肩身が狭くなるような情報がもてはやされますが、やっぱり「おいしい!」がないと食事コントロールはおろか、日々の活力が損なわれてしまいます。ひいては、食卓を囲む「家族の和」が遠のいてしまうのではという危惧も。健康第一ではありますが、楽しく充実させたいところ。

かくいう私は焼き菓子にハマってきており、ふすま粉と大豆粉に年末・年始は向き合ってみようかと考えております。パンは作ってこなかったのですが、この調子だと手を伸ばしそうです。パンになると、また「発酵」という深遠なる題目がでてきますので潜るのは楽しそうです。

パンの話しをまともにしてい気がするので、後付けで何か・・・そうそう、クリスマスまでに食べるパンというジャンルがありまして、これには大量の砂糖がまぶされているケースが多いです。これは砂糖の防腐性によるものと思います。砂糖には水分を・・・キリがありませんね。

古川家では、2016年も料理研究を日々続けて参りますので、どこかでまた続きを。

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